三層亀峰の東下に、孤立している石峰があり、高さ51メートル。観るには7つのポイントがあるという。1つは、全体的には老人が悠然と座っているように見える。2つは、この峰はいろんな角度から見ると形が違ってくるのが特徴。西から見ると、上部の石(頭)が中段の石(胴体)と繋がるところに3つの穴があり、上の石が落ちそうに見える。老人の頭部だけを見ると、古人が使う「鼎」のように見え、いわば「三足鼎立」だ。3つは、全体的には武士にも見えるので、「武士峰」とも呼ばれる。同じ角度で右から左へ見ると、イルカがボール遊びのように、西側観覧台から見下ろすと、女が籠を背負っているように見える。4つは、好漢坂に立って南から北のほうに見ると「老人峰」は巨大なタニシにも見えるが、詳しく見ると、まさにパンダではないか。このように、亀峰は「歩いて移動すると風景も違う」と言われるように、様々な角度から見るといろんな景色が見えてくる。だが、「老人峰」を長寿と吉祥の象徴と見ている人が最も多い。恋人たちはここを婚姻生活の幸せを祝福する場所ともしている。
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